誰かと一緒だと、音楽は楽しい。

BOTCHY BOTCHYに来れば、誰かがいる。

ワタシのワガママ、その最大のモノは、このお店は、とにかく“音楽を楽しめる”店でないとイケナイというものです。まあ、ワタシは音楽の店をやりたくて、店をはじめることにしたわけなので、このワガママは、あたりまえに実現しないといけないことの、最優先のものでもあります。そのために最初に考えたのは、誰かと一緒だと、音楽は楽しくなる、ということでした。

楽器弾いたり人前で唄うようになり、やがてバンドも組んで、どんどんそんな活動にハマり込んでしまったワタシでしたが、ハマりこむほどに楽しいのはなぜかというと、それは音楽を、誰かと一緒にやらかすから、なんですね。とにかくそれがめっちゃくちゃに、やたらめったら楽しいわけです。これでハマらなかったら、どうかしています。そして、一緒に唄いはじめたり、バンドをはじめたみんなも、そりゃもう言うまでもなく、どいつもこいつもやたらに楽しそうなわけです。

確かにひとりで部屋でギター弾いてても、それはそれで楽しいわけですが、もし誰かが一緒にいれば、楽しさが倍になる。たとえばキーがCの曲を唄うとして、自分はCでストロークし、もうひとりが5カポのGでアルペジオ、なんてことができちゃう。もうそれだけで、いつもの曲のイメージがぶわっと広がって、レコード聞いてるみたいな気持ちになれるでしょ。
また、ふたりで一緒に唄えば、それがたとえうまくハモれなくて、ただのユニゾンにしかなってなくても、気分はフォークデュオ。つまり歌って、誰かの前で唄ったり、誰かと一緒に唄ったり、みんなと一緒に唄ったりすると、楽しさが二乗三乗と加速度的に大きくなっていくのでした。

ただ、ふつーに暮らしていたのでは、そんな相手が、なかなかいない。配偶者やパートナー、お子さんが同じ趣味で、毎晩家に帰ったら歌会のはじまりはじまりー、なんてステキなファミリーもあるかもしれませんが、あなたの家はどうですか? 一緒にフォークソングを歌ってくれる人がいますか? 一緒に唄ってくれるどころか、ギターをケースから出したら迷惑そうな顔をされたりしませんか?(爆)

中学や高校生の頃はよかったなあ。よくガッコの帰りに誰かの家に寄って、ワイワイ遊んだよなあ。アイツんち行けば必ず誰かがいて、よく一緒にギター弾いてたなあ。

もうガッコは行かなくていい歳になっちゃって、そういう楽しい溜まり場もなくしてしまったわたしたち。でも、だったら作ればいいのか。と、ワタシは思ってしまったのです。決められたイベントの日に、みんなが集まるのも楽しいけれど、なんでもない日にだって、ふと思い付いて唄いたくなったりするでしょ。ひょいと顔を出すと、必ず、同じ頃の歌が好きな誰かがいて、そこにはギターが置いてあって、歌の本なんかも揃ってて……。そんな場所が、欲しくなったのです。

え? ホントに必ず誰かいるのか、って? 大丈夫です。最悪でも、ワタクシがいます。