About 2007年05月

2007年05月にブログ「茅ヶ崎の“あの頃のフォーク”系音楽酒場 BOTCHY BOTCHY のBLOG」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

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2007年05月 アーカイブ

2007年05月11日

「店」を作ることにした。


お店を作ることにしました。

50年間、いろんな店でいろんなものを食べたり飲んだりしてきました。まあ、それだけならどこの誰でも同じことで、ワタシだってこんなことを思い付かなければ、どこそこはウマイとか、どこどこのサービスはイマイチだとか、そんなことを言いながら自分の気に入った味の店や、居心地のいい場所を見つけて暮らしていたと思います。

ところがここ何年か、人前でギター弾いたり唄ったりといった音楽活動をするようになって、いわゆるライブハウスなどに頻繁に通うようになったら、店に対する考え方がちょっと変わったのです。それは“店”というスペースが単なる飲食の場を超えて、自分の遊び方を大きく左右したり、人と人が出会う場所であることを知ったからでした。しかもいい店、いい人の出会いがあると、そんなこんながいい方向に影響し合って、遊びがより大きくなったり、出会いがさらに広がったりするんですよね。

東京や横浜、そして茅ヶ崎にも、いろんな店があって、いろんな個性があります。もちろんどこのお店の人も、音楽が好きで、人が好きなことに変わりはないわけです。でも、いろんな店に行き、いろんな店で演奏し、いろんな店で多くの人たちと知り合っているうちに、なんだか自分も、お店を作りたくなってしまったのです。

そして先日、音楽を楽しむのにピッタリの空き部屋を見つけてしまいました。それが千載一遇のチャンスだったのか、あるいは単にいつもの早とちりたったのか。それがわかるのは、まだ少し先のことになると思いますが、とりあえず物件が見つかっちゃったことを神のゴーサインだと勝手に解釈して、準備不足は重々承知しつつ、走り始めることにしました。

というわけで、みなさん、こんなちょっとオバカなプロジェクトですが、よかったら温かく見守ってやってください。あ、場所は茅ヶ崎駅の北口から歩いて4分ほどのところです。

2007年05月18日

「店」というより「遊び場」?

これから作る場所は、“店”です。

世間一般で言えば“飲食店”。保健所での区分を見ると、飲食店営業とか軽飲食店とか、バーレストランとか何種類もあって、いったいいま考えいている店がその区分のどれに当たるんだかよくわからないけれども、まあ、そんな店です。
自分が店を作るからには、自分は店の人間であり、訪れる人はお店のお客さま。そしてお客さまにお酒とか食事とかを提供し、その対価をもらって、それでメシを喰うわけです。しかも、この“店でメシを喰う”というのがポイント。庭に石油が湧いておカネが余っちゃってるから、ま、節税兼ねて店でもやってみるか、というわけじゃないのです。あくまでも、この店を運営していくことで、夫婦とネコ3匹が喰っていこうというのです。
とはいえ決して、どうも飲食業は儲かるらしいからコレで一旗揚げてビル建ててやろう、だとか、物書きじゃ喰っていけないから他の事業に手を出そうとか、そういう山師や食うに困ったような理由で、店舗経営に手を出すのでもないわけです。

このへんのバランスが、とてもむずかしいんですね。

でも、これまで30年ほどやってきている仕事とは別に、というか、おそらくは決して嫌いではないライティングの仕事を開店休業にしてまで店を作ろうというのだから、その仕事はこれまでよりもっと楽しく、ステキな仕事でないと、わざわざはじめる意味がありません。

お店を作りたくなった頃、ワタシはとりあえず計画に名前を付けました。“おとなの遊び場計画”と。

2007年05月25日

もう、ガマンはしたくない。

子どもの頃、いろんなガマンを強いられませんでしたか?

宿題をしてからでないと遊びに行ってはイケマセン。でも、宿題が終わった頃には既に暗くなっていて、公園でドッジボールをしていた同級生たちは、とっくに家に帰っちゃっているのでした。中学生のころ、カメラを手に消えゆく蒸気機関車を追いかけたくて、でも、高校受験が終わるまでガマンしろと言われ、高校に入ったら既にSLは博物館にしかいませんでした。(-ω-;) まあ、親を恨むわけじゃありませんけどね。それにおとなになったらなったで、やっぱりガマンしなきゃいけないことはいっぱいありましたし。

でも、それでもおとなになるにつれて、自分の考えで自由に行動できたり、自分の働いたお金で好きなモノを買ったりもできるようになりました。20代より30代、40代より50代。ちょっと目も悪くなったし、カラダは昔のように動かないかもしれないけれど、ちょっとは時間やお金が自分でコントロールできるようになってきました。そして、そのぶん、人生も楽しくなってきていませんか?

わたしは、歳をとるとともに、だんだん人生が楽しくなってきたように思っています。この歳になっても、いつも新しい発見があるし(元がバカだから?)、年齢を経たからこそわかること、感じられることも増えてきました。この歳になってバンドを組むこともできたし、ギターや歌だって、日々うまくなっていくような気がします。ってまあ、これは気のせいかもしれませんが。

まあ、そんなわけでこの歳になって、どんどん日々が楽しくなってきているのに、いまさら新しいガマンなんか増やしたくありません。だからこの“店”に関しても、徹底的にワガママを追求したいと思うわけです。もちろん、ワタシのワガママをお客さまにガマンさせる、ということではありません。

ワタシの楽しさと、お客さまの楽しさを、同時に最大限に満足させたい。それこそが、この店に求める、ワタシのワガママなのです。

2007年05月30日

欲張りな店。


どっちかというと、あきらめが悪いタイプです。

誰もが当たり前のこととして、あきらめてしまっていることが、けっこう気になります。ここがこうだったらもっと楽しくなるのに、とか、あそこにあれがあればもっと快適なのに、とか。過去を振り返るときに“たら”と“れば”は禁物だと言いますが、この店はこれから、自分が作る店なので、自分ならこうするのに、とか、あそこがこうだったらいいのに、というのを、みんなまとめてやっちゃえばいいわけです。

だからこのお店は、かなり欲張りな店になると思います。ワタシの“たら”と“れば”は、やたらいっぱいあるからです。これがつまり、ひとつ前のエントリーにも書いた“徹底的にワガママを追求したい“ってヤツなのです。

音楽のことや、その楽しみ方のこと。お客さまとワタシ、お店のスタッフ、そしてお客さま同士のコミュニケーションのこと。全体のインテリアやテーブルやイス、そして調度などの、お店の雰囲気や居心地のこと。そして料理やお酒のこと。さらに、料金のことや営業時間のこと。

さらに“たら”と“れば”には、音楽や料理や飲み物を楽しめる飲食店として、音楽や料理や飲み物、さらにインテリアやコミュニケーションについて、当たり前のこととしてできなければいけないことと、実現するのはかなり難しいけど頑張らなきゃいけないこと、さらに、できるかどうかわからないけど、こうありたいという理想として掲げておきたいことなどもあります。

ただし“たら”と“れば”には、相反する要素もあります。一番わかりやすい例は、お客さまからしたらサービスの値段は安いほどいいけれど、安すぎて店がつぶれちゃったらサービスが提供できなくなる、というものです。また、24時間365日、お客さまの来店に対応できればステキかもしれませんが、そうしたら数日でワタシが壊れ、やっぱりサービスが提供できなくなってしまう……。それだと、お客さまも困るでしょ。え、困らない? ワタシは、間違いなく困ります。ワタシがこのお店で追求したいワガママは、ワタシのワガママをお客さまにガマンさせる、ということではありませんが、お客さまのワガママをワタシがガマンすることでもないのです。

では、ワタシがこの店で満足させたいワガママとは? 引き続き、そんなこんなを書いてみたいと思います。きっと、かなり長くなるかもしれませんが、よろしければお付き合いください。