もう、ガマンはしたくない。

子どもの頃、いろんなガマンを強いられませんでしたか?
宿題をしてからでないと遊びに行ってはイケマセン。でも、宿題が終わった頃には既に暗くなっていて、公園でドッジボールをしていた同級生たちは、とっくに家に帰っちゃっているのでした。中学生のころ、カメラを手に消えゆく蒸気機関車を追いかけたくて、でも、高校受験が終わるまでガマンしろと言われ、高校に入ったら既にSLは博物館にしかいませんでした。(-ω-;) まあ、親を恨むわけじゃありませんけどね。それにおとなになったらなったで、やっぱりガマンしなきゃいけないことはいっぱいありましたし。
でも、それでもおとなになるにつれて、自分の考えで自由に行動できたり、自分の働いたお金で好きなモノを買ったりもできるようになりました。20代より30代、40代より50代。ちょっと目も悪くなったし、カラダは昔のように動かないかもしれないけれど、ちょっとは時間やお金が自分でコントロールできるようになってきました。そして、そのぶん、人生も楽しくなってきていませんか?
わたしは、歳をとるとともに、だんだん人生が楽しくなってきたように思っています。この歳になっても、いつも新しい発見があるし(元がバカだから?)、年齢を経たからこそわかること、感じられることも増えてきました。この歳になってバンドを組むこともできたし、ギターや歌だって、日々うまくなっていくような気がします。ってまあ、これは気のせいかもしれませんが。
まあ、そんなわけでこの歳になって、どんどん日々が楽しくなってきているのに、いまさら新しいガマンなんか増やしたくありません。だからこの“店”に関しても、徹底的にワガママを追求したいと思うわけです。もちろん、ワタシのワガママをお客さまにガマンさせる、ということではありません。
ワタシの楽しさと、お客さまの楽しさを、同時に最大限に満足させたい。それこそが、この店に求める、ワタシのワガママなのです。

Author: shun